よく聞く勘違い 「読みや集中が続かないのは体力がないから?」

写真は4歳の娘。
本読みが大好き。

本を読む時の目の使い方、ジャングルジムなどで遊んでいる時の目の使い方。
関わりがなさそうですが、大きく関係しています。

見る力が高まると、幼児期から読んだり書いたりすることが好きになり、
読み書きを通して更に見る力を高めていけるという好循環につながります。

運動会シーズン、スポーツの秋、行楽の秋。

こんな爽やかな空と気温がずっと続いてくれたらと思います。

この季節は嬉しさ半分。あっという間に寒い冬に突入することを体が感じて不安になる時期でもありますね。

特に年長さんは小学校への期待と不安が急激に増えはじめ、小学生のお子さんは運動会やイベントを機に自分の苦手さを認識して、進級への不安を感じ始める頃ではないでしょうか?

スタジオでも年長さんや低学年のお子さんの保護者の方を中心に、入学や進級へ向けたご相談やお問合せが増え始める時期です。

そこでよく聞くお話の1つは、「体力、集中力」というキーワードに関するお悩み。

「うちの子は体力がなくて、何をするにも集中が続かないなのでこれからが心配で。。。」

といったご相談を本当に多く受けます。

その後に続くのは、

「だから、とにかく体を動かすことが必要だと思って運動教室やスイミングにも通わせてきたのですが。。。なかなか変化が見られなくて。。。」。

日本では本当によくこの「体力」という言葉が使われますね。とても便利な言葉ですが、子どもたちの成長や発達の理解という意味では、誤解を生みやすい言葉でもあると感じます。

「体力がない」と感じておられる保護者の方に、どんなことでそう感じるのか?尋ねると、

多くの場合は、読み書きや手先を使った作業など、学習面に関する答えが返ってきます。

例えば、

「絵本とか本を読みたがらないし、読んでもすぐに飽きて続かない。。。スイッチなどのゲーム以外は何をやっても長続きしないんです。。。」と。

学習やお勉強面で集中力や持続力が続かない原因を「体力のなさ」に結びつけておられるケースが多いようです。

実際にこのようなご相談から、スタジオでのビジョンチェックを経て、ビジョントレーニングを始めてくれたお子さんも沢山いらっしゃいます。

そこで観察指導してきた多くの事例から言えることは、上記のような集中が続かない原因は、いわゆる体力がないからではなく、「見る力」の不調や不足が原因であることがほとんどだということです。

サッカーや野球、バスケットボールなどで日々体を動かしまくっている体力自慢の子が読み書きになるとすぐに疲れるというのも珍しくありませんよね?

(その場合単に勉強嫌い、勉強に向いていないと思われることも多いですが。)

最近本当に増えているのは、基本となる眼球運動が苦手で、思うように自分の目を動かせない子どもたちです。

眼球運動がスムーズにできないと、色々なものを見て捉えて認識したり、情報をスムーズに脳で処理していくことも難しくなりがちです。

「文字や文章を読む」というのはその力の差が出やすい典型的な例の1つです。

前述のように、文字や文章を読みたがらない、読んでもすぐに疲れたりしてしまう時に、「体全体的な体力がないからだ」と思われることも多いのですが、

続かない原因は、文字や文章を目で捉えて、目で追いかけたり、行替えで目線を切替えたりする眼球運動が苦手で、そのために「見ること自体、見続けることに疲れてしまう」ことにあることが多いのです。

眼球運動というのは見る力の一部で基礎運動のようなものですが、基礎運動の苦手さが原因で形認識や空間認識、目と身体の連動性に難しさを感じて、結果として集中力が続きにくい状態になる子たちを沢山みてきました。

集中や持続力に大きく関係しているのは、体全体の体力ではなく、「目の体力」と表現した方がよいのかもしれません。

読んだり書いたりする時に集中が続かず、「うちの子は体力がないのかな?」と感じておられる方は、ぜひ一度当スタジオのビジョンチェックとトレーニングを体験してみてください。

今年最後の体験会のチャンスでお待ちしております。
体験会の詳細、お申込みはこちらから

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