保護者様より ビジョントレーニングと歩んだ3年6ヶ月の軌跡 ~中学受験合格まで~
受験シーズンでもある2月。スタジオの生徒さんも素敵なチャレンジを報告してくれます。
3年生の9月からSonomono-Coachingのビジョントレーニングを頑張り続けてくれたA君。
小学6年生となった今年の夏。中学受験という明確な目標を自ら掲げてチャレンジ。
先日、国立中学合格の嬉しい報告をしてくれました。
合格という結果が出たから素晴らしいのではなく、これまでの頑張った日々、チャレンジを続けたプロセス自体が
本当に素晴らしく何より嬉しいことです。
A君のお母様がレッスンを受け始めてからの3年6ヶ月を振返り、メールでご報告くださいました。
今回は特別に許可をいただきメール原文のまま下記にてご紹介させていただきます。
お母様からのご感想(※原文のままご紹介)
次男は、2歳頃より、言葉の遅れや落ち着きの無さ、同年代のお友達との関わりの苦手さなどから、療育を受けておりました。
小学校には普通級で入学しましたが、入学当初より教室でみんなと同じ様に授業を受けることを嫌がり、行き渋りもありました。学校では、別室で好きな絵本を読んで過ごすこともありました。
しばらくして担任より連絡を受け、「同学年の子達より数か月程度、学習面に遅れが出ている」と告げられ、その他お友達との関わり方などの課題もあったことから、特別支援級へ入級することになりました。
その際に受けた発達検査にて、目の見え方について、いくつか指摘を受け、詳しい検査を受けたところ、視界が狭く、視点移動が苦手で、感覚過敏もあって、白い紙が光って眩しく見えたりしているとのことでした。実際に、黒板の書き写しが出来ない、教科書などを音読する際に、読んでいる場所を見失ってしまう。
頑張って読んでいる場所を追いかけようとすると、極端に疲れてしまい、授業に集中出来なくなって教室から逃げ出そうとしてしまうなど。学習面でも大きな支障が出ていることがわかりました。
当時の特別支援級の担当の先生から、「授業を受ける前に数分程度、簡単な目の運動をしてからだと、比較的、その日は黒板が見やすいようだ」との話があり、初めてビジョントレーニングという言葉を知りました。
きちんとした知識を持っておられる専門のビジョントレーニングを受けられるところがあるか、色々と調べる中で、Sonomono-Coachingを知って、藁をもすがる思いで、体験希望のメールを送らせていただきました。
初めて、面談させていただいた際にお聞きしたトレーニング内容は、まさに、次男の困り感を軽減し、みんなと一緒に授業を受けるための基礎的な力を付けるために必要な内容だと感じ、体験を受けさせてみることにしました。
当時、小学校3年生の次男が、楽しく遊びながらトレーニング出来る内容になっておりお友達と関わることへの苦手さがありましたが、静かなお部屋での少人数制だったので落ち着いた穏やかな環境で、本人は、楽しく遊べる場所という認識で通い出しました。
その頃、次男本人の希望により、サッカーを習い始めたのですが、最初はすぐにボールの場所を見失って、みんなより動きが遅れがちだったのが、ビジョントレーニングを始めて、少しすると、きちんとボールを見て、ボールを追いかけられる様になっていることに気付きました。
最初は上手な子達について行けず、自信無さそうにしていたサッカーでしたが、少しずつ前向きに楽しめる様になってきて、トレーニングの効果を実感したのを記憶しています。
並行して、4歳より続けていた水泳でも、体の動きをイメージして泳ぐことに苦手さがあったのですが、ビジョントレーニングを受けることで、視野が広がり、自分の全身の動きのイメージがしやすくなったのか、少しずつ、泳ぐフォームがキレイになってきたことで、記録が伸びる様になり、水泳選手として日本水泳連盟に登録していただけることになりました。
また、トレーニングを開始して一年ほど経過した頃から、特別支援級の担当の先生より
「黒板をきちんと見て、板書が出来る様になってきており、教科書も、今どこを学習しているのか、自力で追いかけられる様になってきている」と言ってもらえる様になりました。
少しずつ、授業についていける様になって、クラスのお友達とも、自信を持って上手に前向きに関われるようになり、トラブルが減ってきたので、特別支援級の教室だけではなく、普通級の教室で授業を受ける時間を少しずつ増やしていく形になっていきました。
6年生の今年度は、全ての授業を普通級で、自力で黒板を書き写し、授業内容にもついていける様になりました。
その経緯を経た6年生の夏休み。本人より、中学受験について、強い希望が出る様になりました。おそらく、周囲で中学受験をする子達が色々な話をしていたことに刺激を受けたのだと思います。
さすがに、特別支援級に所属しながら、中学受験をすることは、特性的にも難しいのではないかと思い、本人、小学校とも、何度も話合いました。
「本人の頑張り次第ではあるが、不可能ではない」とのことで、チャレンジすることになりました。
この時点で、ビジョントレーニングを始めた3年生の時からは想像できない成長を感じました。トレーニングの中で色々なことにチャレンジして少しずつできることが増えていくことで「自分もできる」という自己肯定感も育んできたのだと痛感しました。
試験日も迫った時期でもあり、受験勉強に専念するため、ビジョントレーニングを辞めざるをえないと思い本人に相談すると、「6年生の終わりまで続けたい」と強く希望しました。
理由を尋ねると「先生とのトレーニングの時間が好きだから」と。
家では気持ちを口にしない次男からの言葉に強い意思を感じ驚きました。
ビジョントレーニングが次男の大きな支えになっているのだと改めて実感しました。
齋藤先生にも、そのことをお伝えし、次男に合った個人塾を見つけ、個人塾の先生にも特別支援級に所属していること、ビジョントレーニングを受けていること、水泳も並行して続けることをお伝えした上で、6年生の秋から、本格的な受験勉強を始めました。
ビジョントレーニングを受けることで、見え方の特性を補っているものの、やはり、見え方の特性はあるので、同年代の子達よりも、続けて勉強することへの疲れやすさがあったり集中力が続かなかったりするので、本人のペースを見ながら、無理のない範囲での受験勉強となりましたが、その中でも、ビジョントレーニングと水泳の練習の時間が、リフレッシュして切り替えの出来る時間になっていた様に感じています。
ビジョントレーニングをしながら、本人のペースでの受験勉強、一般的な受験勉強のペースに比べると、かなりマイペースではありましたが、少しずつの積み重ねが功を奏し、無事に希望の国立中学校に、合格することが出来ました。
結果がどうであっても、今回の次男の頑張りと、それをサポートしてくださった先生が、次男のことをとても良く理解してくださり、焦らず急かさず、次男を支えてくださって、次男も先生のことを心から信頼してチャレンジ出来たことは、これから、普通級での中学校生活をスタートする次男が、いろんな課題に直面することも予想されますが、その課題に向き合える力になって行くだろうと、心から感謝しております。
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