トレーニング紹介動画
認知力、注意力、集中力、記憶力、ワーキングメモリー、視覚思考力、運動神経など、学力やスポーツの競技力、技術の土台となる「見る力」を鍛えるビジョントレーニング。
特に、当スタジオでは、眼球運動、周辺視野、瞬間視、両眼視機能(両眼のチームワーク)、記憶力、ワーキングメモリー、集中力、更には分割的注意力を重視しています。
基礎となる3つの力を簡単にご紹介すると。
【眼球運動】頭を動かさずに目線を動かす運動。柔軟に素早くできるようになると、記憶、感情のコントロールが上手になることにつながります。
【周辺視野】ただ色彩としての把握ではなく、認識、判断できる範囲が広がることで、落ち着いて、物事に取り組め、情報処理も速くなります。
【瞬間視】ぱっと見た情報を、イメージ(映像)として写真のように頭に残せる質と量が増えてくると、ワーキングメモリーや記憶力の向上につながります。
これは眼球運動の一部です。
指標を目だけでじっと追い続ける追従性眼球運動。
近づく指標を両眼で見続ける輻輳運動(寄り眼を含む)。
離れた指標にパッパと視線を飛ばして動かす跳躍性眼球運動。
この動画の子のように目を動かせるでしょうか?
この子は当時小学3年生。毎日のようにサッカーをしている子で眼球運動はもともと柔らかい方ですが、このくらい動いていても伸びしろは沢山ある状態です。
近年この基礎的な運動自体ができない子がとても増えています。
大人の方も同様です。
ご自身、お子さんで目の動きをぜひ確認してみてください。
「ビジョントレーニング」はまだまだ日本では聞き慣れない方も多いと思います。
ビジョン=視覚機能。視覚機能のトレーニングです。「見る力」のトレーニングとも言われます。
日本で視覚、目というと「視力」が思い浮かぶと思います。
学校や眼科などで、ランドルト環というアルファベットのCのような形の切れ目が見えるかどうかで視力をはかることは一般的ですね。
でもこの視力は、正確には静止視力、遠方視力と言われるもので、視覚機能のごく一部にすぎません。
なので、例えば視力が1.5だから、見る力もばっちり!とは限らないのです。
いわゆる視力検査は、5m離れたところから、人も対象物もどちらも止まった(静止)状態でどれだけ見えているか?というものですが。
他にも視覚機能、見る力の検査は沢山あります。
例えば、近くの物が見えているかを確認する近方視力。
眼球を動かして対象物にすばやく視線を動かして捉えられるかをみる眼球運動チェック。
遠くと近く、距離感や奥行きが捉えられるかをみる深視力(しんしりょく)などです。
これらは、眼で捉える=入力の部分です。
眼、見る、というと入力のイメージが強いと思いますが
ビジョントレーニングで扱う領域は入力だけではありません。
入力、情報処理、出力という3段階に大きく分けられます。
眼は脳の一部だといわれるほど、眼と脳は切り離せない関係にあります。
眼で捉えた情報(入力)は、脳で処理されてはじめて認識されます。(情報処理)
脳で処理された情報に基づいて体を動かして反応するのです。(出力)
この眼・脳・体の3つの連動を含めて、見る力になるのです。
ビジョントレーニングによって、眼だけに留まらず、脳(頭)も体(運動機能)も
鍛えられるのです。
バランス感覚や体の中心軸(体幹)を鍛えるためにもとても有効です。
バランスや体の軸づくりにも実は視覚がとても大きく関係しているのです。
学校の勉強で不調を感じている子どもたち、運動、特に球技に苦手意識をもっている子どもたちはもちろん、さらに賢くなりたい、スポーツの競技力をアップさせたいと頑張っている子どもたちにもぜひ取り入れてほしいトレーニングです。
当スタジオでは、「発達障害」という言葉をあえて使っておりませんが、ASD(自閉症スペクトラム)、ADHD、LDなど発達についての診断を受けた子どもたちも多く在籍し、分け隔てなく楽しくトレーニングに励んでくれています。
発達の気になるお子さんの中には、眼球運動や周辺視野、瞬間視、目と身体の協応性などの視機能(ビジョン)に苦手さをもっている子も多く、ビジョントレーニングによって苦手さの改善につながることも多くあります。
ビジョントレーニングの評判と現実(場所、内容、効果)
http://sonomono-coaching.com/archives/2268