小6 保護者様より 初めての漢字100点!報告 ~親子で「できる」を目指したチャレンジ ~
奈良市のビジョントレーニングスタジオ Sonomono-Coachingの齋藤です。
今回は、最近ある保護者様より、小学校の漢字テストのことで嬉しいご報告をいただきました。
同じように悩んでおられる保護者の方のご参考になればと、これまでの経緯と今回のチャレンジについてまとめてくださいました。
【以下 保護者様よりいただいたご感想】
息子は現在6年生で、1年生の時から字を書くことが苦手なところがありました。特に漢字はなかなか覚えられず、50問テストでは合格点が取れるまで何度も再テストを受けることになり、「漢字はできないし嫌い」と苦手感もとても強くなっていました。
親として何とかしてあげたい気持ちはずっとありましたが、どうして良いのかわからず、「できない事は無理してやらない方が良いのでは」「タブレットもあるし正確に書けなくても読めればそれでいいのでは」と私自身の気持ちを落ち着かせるためにそう思おうとしたり、でもやっぱり漢字は大事だし、とどうしても気になり長い間悩んでいました。書き直しをさせたい私としたくない息子との間で度々バトルになりました。
5年生の冬の懇談の時に、漢字テストを持参して齋藤先生に相談しました。先生は子どもの40点の答案を見て、「卒業までに100点とれますよ」と言われました。えー、どこからそのような、と信じられない気持ちで一杯の私に、具体的な漢字の覚え方と、その方法を実践して漢字テストの点数が上がったお子さんの話をしてくださいました。
漢字の覚え方は、前日の夜と翌日の朝に同じ漢字を書いて覚え、それを3日間続けるというものでした。一度やってみようと思い、息子に伝え5年生の冬休みから漢字を10個ずつ夜+朝×3日間、終わったら次の10個と続けていき、新しく習う漢字もその都度入れながら問題を作ってやっていきました。10個がしんどい時は数を減らしたり、様子を見ながら進めていきましたが、この方法だと息子は抵抗なくやれるようで、また少ない数を繰り返しやることで3日目には全ての漢字を覚えて書くことが出来、丸が沢山もらえることでモチベーションも上がるようでした。そして、6年生の1学期の漢字小テストと50問テストで全て100点をとることができ、学期末の漢字まとめテストも94点をとることができました。息子は1度も再テストを受けずにすんだことをとても喜んでいました。
苦手だった漢字で100点がとれた事も本当に嬉しかったのですが、それ以上に「やったらできた」という経験をして、親子共に自信が持てたのが何よりの宝になりました。息子は「漢字できるし先に終わらせるわ」と宿題にも前向きになり、私は漢字だけでなく他の事でも「出来るからやってみ!」と声掛けできるようになりました。イライラも減り子どもとの関係も良くなったと感じています。また、頑張ってチャレンジして結果を出せた息子に影響され、私自身も苦手だった事にチャレンジして出来るようになるなど、良いことが沢山ありました。学習内容も段々難しくなってきますが、同じやり方でやればきっと大丈夫、と心配も減りました。これからも息子と一緒に励まし合ったり褒め合ったりしながら楽しんでチャレンジを続けていければと思います。
以上
ビジョントレーニングで、苦手だった形認識や、両眼視で文字などを正しく認識して覚える力などの「力が身についても」、漢字テストなどで成果に結びつかないということはよくあります。
そこで大切になるのは、「身についた力を活かす方法についても」一緒に考えてチャレンジしていくことです。
何よりも、十分にこの課題を克服できる力があると判断できたなら、「できると思って、できるためにチャレンジすること」が大切だということをまた学ばせていただきました。
どんな子に、いつやっても、だれでも、上手くいく魔法のような方法は絶対にありません。
だからこそ、一人ひとりを観察し続けて、「今ここが頑張り時」というタイミングを見極めて、保護者の方と一緒に「できるを信じること」をこれからも大切に伴走していけたらと思います。
その他の記事、体験会や詳細はこちらから
#ビジョントレーニングスタジオ
#Sonomono-Coaching(そのものコーチング)
#見る力で漢字覚えの可能性を広げる
#見る力が伸びても漢字テストで点数とれないこともある
#「できると思ってやる」か、「できないと思ってやらない」か
#子どもを信じるためには「観察して子どもを知る」努力