レッスン生 全日本U12サッカー選手権大会 出場決定!
一昨日、11月26日(日)に行われたJFA 全日本U12サッカー選手権大会 奈良県予選決勝。
日本でサッカーをやっている小学生が出場を夢見ている最大の大会。(Jリーグのジュニアチームも勿論参加)
Sonomono-Coachingのビジョントレーニングに通ってくれている生徒のR君(小6)が堅守の要として延長、PKまでフル出場で戦い抜いて、見事優勝。
サッカー人生の通過点として目標にしていた全国大会出場を果たしました。
(数十年前に私も山口県代表として出場し、全国でベスト16を経験した大会OBです。。。)
運良く会場に駆けつけることができ、PKまでもつれ込んだまさに手に汗握る一進一退の攻防を目の当たりにすることができました。
準決勝、決勝の相手は長年奈良県で2強と言われている強豪で、全国大会の常連。
負けたら終わりのトーナメントでその2チームを倒しての初優勝。
チームがJFA(日本サッカー協会)に加盟してまだ3年目。歴史的快挙ともいえる優勝となりました。
R君が初めてスタジオに来てくれたのは小3の冬。それから3年間ビジョントレーニングに通い続けてくれています。
この3年間の間にR君のサッカーの試合を半年に1回くらいのペースで観てきました。
最初から順風満帆だったわけではなく、色々なポジションにチャレンジしながら、控えに回る悔しさも乗り越えて、最初は不慣れだったDFというポジションで不動の一角を任される存在へと成長されました。
ビジョントレーニングでも、今時の子らしく、「これムズ!」、「エグ!」といいながら、少しずつ難しい課題にチャレンジして、その難しさを楽しみながら成長を続けてくれています。
試合や練習の後、疲れた状態で1時間半以上かけて来てくれることも多いのですが、毎週のレッスンを「めっちゃ楽しい!」と言い続けてくれています。
とても優しく、謙虚で、前向き。レッスンで一緒になったり、見かけたりする同級生や後輩の子たちにも、いつも謙虚な姿勢で接して、分け隔てなく、「すごいね~」、「やばい俺の方が負けてるやん」と声をかけてくれる人柄の良さ。
そんな気遣いや優しさ故に、人には分からない葛藤もあるのだと思います。
今回の大会でも。
お父様から優勝直後に伺った話。
「実は準決勝では。お世話になった監督や両親、色々な人のためにも絶対に優勝したいという気持ちで緊張してしまい。呼吸が浅く、すぐに疲れる状態になってしまい、後半ベンチにさがったんです。」
その異変に気付いたお父様は、その日の夜にR君と二人で話し合ったそうです。
その胸の内を聴いたお父様は、
「気持ちは分かるけど、何のためにサッカーをやっているか? もう一度考えてみようよ」と優しく問いかけたそうです。
「別に勝つためだけにやっているわけではないやろ? サッカーが好きでやってるんやから楽しんでやったらええやん。一生懸命やっていれば結果はついてくるもんやから。決勝では思いっきり楽しんでサッカーしておいで。」
とお話されたそうです。
お父様の姿勢と言葉が本当に素晴らしいと思います。
その経緯があっての決勝戦でのスタメンフル出場。
R君は優勝を決めたピッチで、一人泣いていました。
小さな体で抱えていた数々の思いがあふれ出した清らかな涙。
誰に言われたわけではなく、自分で目標を設定して、自分で自分に課題を課して、自分自身で考え悩んで、自分の力で自分を乗り越えていく。
そこに私たちが目指すべき「子どもの自立」があるようで、心から感動しました。
子どもたちの力は大人の想像をいとも簡単に超えていく。
大人はそんな子どもたちを信じて、見守って、時にちょっと背中を押してあげるだけ。
これからも子どもたち一人ひとりの目標や夢に寄り添って、一人ひとり、その子にしかない成長や自立を応援していけたら幸せです。
Sonomono-Coaching(そのものコーチング)
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