「できない」には必ず理由がある?! 関東でママさんとともに。
先日の日曜日は、埼玉県の学習塾さんにお招きいただき、保護者様向けのビジョントレーニング体験セミナーを実施してまいりました。
こちらの移動の都合もあり、日曜日の午後という貴重なお時間にも関わらず満員で迎えてくださり有り難い限りです。
主催の先生とは今年の春頃の指導者向け講座にご参加くださったことがご縁で。
「これはうちの生徒さん、保護者さんのために絶対に必要なものだ!」と私より熱く受け止めてくださり、今回のセミナーへとつながりました。
終わったばかりですが、既に2回目のご依頼もいただき。。。
ご参加の保護者様で学校のPTA役員もされているママさんからは、学校や地域での講演会実施に向けて働きかけをしていくとおっしゃっていただき。。。
1つ1つのご縁が少しずつつながっていくことに驚き、心から感謝しています。
何より、親御さん、指導者の先生の、「子どものためになることは何でもやっていきたい!」という強い気持ち、愛情には敬服します。
今回心を込めてお伝えしたかったことの1つは、
できるにも、できないにも、「かならず理由がある」と思って子どもたちを観て、応援していきましょう!ということです。
(主催の先生が事前にとってくださったアンケート お子さんのお困りごと 例えば)
・学校の宿題や準備に時間がかかり、いつまでたってもやろうとしない。
・学校の成績などには問題はないのに、理解力がないように思う。
・真面目に取り組むタイプなのに、見落とし、読み飛ばしが多い。
・キャッチボール、はさみや定規、お箸を使うのが苦手。
・漢字やひらがなを書いたり、覚えたりするのが苦手。
これらにも根本的な理由があるはずなのです。
例えば、日本でよく耳にする、キャチボールが苦手→運動神経が鈍いから。
これも理由のようですけど、改善していくために必要な根本的な理由にはなっていません。
キャッチボールが苦手→ボールが全然とれない(投げるのはできるのに)→ボールが近づくと目を背けている→ボールを見ようとしていない→ボール以外の近くのものを見るのも見にくそうだ(黒板とかは見えているのに)→寄り眼ができない(近くにピントが合わせられない)。
例えばこういう子がいたなら、根本的で改善の可能性のある原因は「近くにピントが合わせられない」ことかもしれません。
しかも、専門家でなくても観点があれば家でもママが気付いてあげられることだったりもするのです。
大切なことは、ビジョントレーニング云々よりも前に、その子を信じて、諦めずに観ていくことです。
観ていく秘訣は、「何でそうなるのかな?」 「こういう時はどうかな?」 という具合に、どんどん具体的に小さな「なぜ?」を確認していくことなのかもしれません。
具体的で、できるだけ小さな理由が見つかれば、改善の可能性は大きくなると信じています。
もちろん私も1人の父親として、指導者として、今日からまた「観る」力を磨く修行を続けていきます。