チャレンジの課程を見守る大切さと難しさ?!
先日、3歳になった娘の記念もかねて近くの遊戯施設に二人っきりで遊びにいった時のことです。
1枚目の写真は、ロープ橋のようなものに登り切った時。
目に涙を浮かべています。途中から泣きながら登り切ったのです。
この写真だけ見た人、この瞬間に居合わせた人は、
「小さい子にこんな恐い思いをさせて。。。」と思われるかもしれませんね。
(実際、ジイジ バアバからも言われました。)
たまたまそこに居合わせた、6歳くらいの男の子連れのお父さん、お母さんが、いつの間にか僕と一緒に温かく見守って応援してくれていました。
そして、登り切った時には3人で拍手をしてくれました。
お母さんは目を輝かせながら
「泣きながらも最後まで頑張ってすごい!」
「お父さんがすごい!」
と娘と僕に向けて力強く拍手して、微笑みかけてくれました。
思いがけずこんな素敵な理解者と巡り会えた幸せでとても嬉しい気持ちになりました。
娘は施設に入った瞬間に、遠くに一際目立つこの緑のロープ橋を指さして
「あのみどりのやつやってみたい!」と言ったのです。
だからと言って、すんなりすいすいと登りだしたわけではありません。
大きなお兄ちゃん、お姉ちゃんが、最初の平らな部分はすいすい歩いて行ってしまう中、
娘は一人、地べたを這いつくばるように、何度も四足歩行で渡る練習を繰り返しました。
その健気な様がなんとも微笑ましく、内心、そこは四足歩行で渡る方がよっぽど難しいだろうなと思ってみていました。
5、6回その部分だけを繰り返した後に、やっと上に登っていく部分に挑み始めたのです。
5段、6段とおっかなびっくりに登っていくと、へっぴり腰になり、恐怖心が増してきているのはもちろん分かりました。
「無理しないでもいいよ。下から見てるから落ちても大丈夫だよ。」とだけ声をかけながら。
次第に娘の目には涙もあふれ出しました。
「恐いよ~」と言いながら。
「もう降りる?」と聞いても
泣きながら首を振って、震えながら、アドバイスしたように、ロープをしっかり見て、手と足の順番を考えながら少しずつ登っていったのです。
登り切って、地面と平行なところを半分くらい進んだ時に、
「もう降りる」と言ったので、下から抱きかかえて降ろしました。
その後も薄暗くなる閉園時間まで、約2時間。
気がつけばほぼ全てのアトラクションにチャレンジして、高い吊り橋も平気な顔をして一人で渡ってしまいました。
・結果だけ見ても善し悪しは判断できない。
・子どもの成長を応援するためにはチャレンジの課程を大切にする。
・させようとしない。
・できてもできなくてもチャレンジを認める。
・見守ってきた過去から、今のチャレンジを信じて、未来の成長を期待する。
いつも子育て、子どもたちへのトレーニングレッスンなどで大切にしている思いが再確認できる一日でした。
新型コロナの影響は厳しさをまし、大変な状況ですが、
今年も自分にできることの小ささを自覚しながら、自分にできることを精一杯していこうと思います。