見守る難しさ スプーン食べ
1歳になったばかりの娘を見ていると本当に勉強させられます。
最近覚えたのは、自分でスプーンを持って食べようとするところ。
(食べるではなく、食べようとというのがみそです)
親がやっているのを見て、それをまねして食べようとする様がなんとも愛らしい。
お皿にのった白米をまだうまくすくえないので、コンコンとたたくようにこついて
運良く?くっついたご飯粒の塊をお口へ。
食べられたら自分で拍手。
何度も何度も飽きずに繰り返します。
たまに食べたい気持ちがはやまるのか、違うほうの手で手づかみ食べを織り交ぜながら。
こういう様をみていると本当に関心します。
特に教えた訳ではないのに、自分で見よう見まねで覚えていくこと。
自分なりに試行錯誤して、スプーンを持ち替えたり向きを変えたりしてチャレンジすること。
できた時は、自分自身で「できた」ことを感じて喜びを感じていること。
これこそ、人が何かを習得していく、学習していくプロセスそのものだと。
学習を応援し、コーチングをする大人としては、これ以上の状態はなく、
見守ってあげて、ちょっとの変化を感じ取ってあげたいと思います。
でもなかなか辛抱がいることですね。。。
どうしても、「あっ手が米粒だらけになってきた、床にも落として汚れてきた」とか。
「これ以上汚されたら、後で床拭いたりするの面倒だからこれぐらいにして」とか。
こころの中で叫んでいる自分がいます。
まだ食べようとしているのに、「もうお腹いっぱい?ごちそうさましようか?」と聞いてみたり。。。
大人も試されていますね。
少しずつですが、こちらも我慢ではなく、その状況を楽しめるようになってきました。
本人にとって、「このわけのわからない中で」で試行錯誤していることがとても尊い時間だと感じています。
こん時間に蓋をしてしまったら、この先訳がわかってきた時にも、訳の分からないことをしてしまう。自分に歯止めがきかなくなることにもつながるのではないか?と思っています。
まだまだ親としての修行がたりません。
少しずつ娘に育ててもらうことにします。