なぜ?「幼児指導に力を入れるのか?」
昨日もオンラインで、指導者の方向け定期レッスンを行いました。
1.5ヶ月に1回くらいのペースで10ヶ月ほどが経ちました。
少しずつレッスン生の指導者の方々の意識や観点が変わり、指導の実践の変化が出始めたことを嬉しく感じています。
この定期レッスンでもそうですが、私は幼児期、3歳~6歳くらいの子どもたちへの指導に力を入れています。
では、「なぜ幼児期の子どもたちへの指導に力を入れるのか?」
年齢が低いほど伸びる可能性が高く、躓く前に楽しく伸びていってほしいという願いはもちろんですが。
指導という面で幼児期の指導が一番難しく、一番多くのことを教えてくれるからです。
日本ではスポーツや運動指導の現場などでも、まだまだ逆の風潮が強いようですね。
プロや大人に対する指導の方が難しく高度なものとして評価され、そこでうまくいった方法を子どもたちにも活用していくことが効果的だと認識されている方も多いことと思います。。
なので指導者も子どもたちには若い新米先生を、プロや大人、中高生にはベテランの経験豊富な先生がつくという考えがいまだに根強いですね。
ヨーロッパなどスポーツ先進国と言われる国々ではかねてから真逆の発想です。
子どもたちにはベテランの指導者が、若い新米指導者は中高生や大人の指導から経験していくそうです。
20年以上前にこのことを知り、とても納得して強く共感しました。
私もこれまでスポーツや学習の指導で0歳~大人の方々まで幅広い年代の方に関わらせていただく中で、子どもたち、特に幼児期の子どもたちへの指導の難しさと奥深さを痛感しています。
そしてもう一点、難しい子どもたちへの指導から得た指導スキルは、年齢の高い高学年や中高生、大人の方への指導にも大いに生かされるということです。
逆、つまり、高度と思われている大人への指導スキルが子どもへの指導では全く通用しないことが多い。
これは日本ではあまりしられていない事実だと思っています。
日本で、もっと子どもたちの能力や学力、運動神経、スポーツの競技力などを伸ばして、可能性を広げていくためには、「幼児指導の価値」を高めることが必須だと思います。
小さな積み重ねかもしれませんが、目の前の子どもたちへの観察・指導に全力で向き合い、全国の同士の指導者の方々と一緒にスキルを磨き続けたいと思います。
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