識別して食べる世界へ

1歳1ヶ月の娘。
最近、食べ物の選り好みの強まりを感じていました。
それと一緒に気づいたことは、「目の前に差し出された食べ物を、寄り眼で確認して食べるようになってきた」ことでした。
この前までは、食べ物を手につかんで口に運ぶ時もそれを目で追うことをしていませんでした。
よくそれで上手に口に運ぶな~と面白がってみていました。

前までは口に入れてから、これは美味しくないと気づくことが多く、口に入れたものを吐き出すことが多かったのです。

それが最近では、口に入れる前に目で認識できるようになったので、こちらが口に近づけた時も気分でなければ、手で拒んでくるのです。

こうやって一歩ずつまた成長しているんだなあとまたほっこりしました。

人間の成長過程の観点でいうと、反射的に手につかんだものを口に運ぶという動作が、
手につかんだものを目でみて認識した上で、口に入れるという運動を起こすかどうかを
判断する段階に入ったのだと思います。

幼児さんや小学生の学習の様子を観ていても、「この認識(識別)と判断」とプロセスはとても重要だと感じています。

目で捉えて→頭(脳)で判断して→体で反応する。まさにビジョントレーニングでも大切にしているプロセスです。

特に乳児期、幼児期は、大人が思っている以上に子どもたちは、与えられた環境の中で試行錯誤しながら1つ1つ成長していきます。
難しいことを教える必要はなく、これとこれは違うということを1つ1つ増やしていく経験が何よりも成長なのだと思います。

私たちの眼差しが、その小さな変化に向いていけば、自然とみんなの笑顔も増えて、みんなの成長も促されていくのだと思っています。

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