状況を観て、感じ取るスキル

久しぶりにお会いした方とお仕事の昔話などしていて、はたと感じたことです。
人と関わるビジネスの現場では、直接自分がプレゼンをしたり交渉をしたりする仕事もあれば、間接的であったり間に入る仲介役のような役目で仕事をすることがよくあります。

例えば、あるスクールの経営者の方が最近保護者からのクレームが多くなってきたことに悩んでいる時。
緊急のスタッフミーティングを実施し、身だしなみや言葉使いを引き締めるための場をもちたいと考えます。
経営者としては、直接自分が厳しく言ってスタッフの方々の改善を促したいところですが、
スタッフの人数も数人と小規模だし、ミーティングの後に関係性がギクシャクするのも嫌だなあと思い、コンサルタントに相談して同席してもらうことにしました。
時間もなかったので当日きてくれる担当のコンサルタントとは事前に直接話ができなかったので、受付の方に状況や要望を伝えておきました。
一番の希望としては、「スタッフさんが責められたと感じないように、それとなく身だしなみや言葉使いの重要性を伝える場にしたい。」と伝えました。
担当コンサルタントからもメールで主旨を理解したので、当日伺うという旨の連絡があり、経営者は安心していました。

当日はコンサルタントの進行で1時間くらいの内容で予定されました。
すると、冒頭コンサルタントから経営者に対する質問から始まったそうです。
「最近このスクールでクレームが増えているということですが、○○さんとしては
 この状況をどうお考えですか?」と。。。

経営者の方は、想定外の質問をいきなりぶつけられて、がっかりしたのとあきれたので、
その後の1時間のミーティング内容をあまり覚えていないとおっしゃっていました。

冒頭に自分の言葉で、その内容を語れるくらいなら、コンサルタントに同席はお願いしない。
というおちですね。

客観的に記述すると、そんなことあるの?と思うかもしれませんが、かなりのあるある話です。

いわゆる、「空気が読めない」とも表現される状態ですね。

ビジネスの現場でも起こる、この空気を読める、読めないの差はどこからくるのでしょうか?
私は、大きなポイントは、状況を観る力、判断する力だと思います。
当日の状況、その経営者の方がどんな思いでどんな様子でおられるのか? 経営者とスタッフの方々との関係性や雰囲気はどんな感じか? スタッフの方の年齢層はどれくらい? 自分よりも目上なのか同世代か? 会が始まる前の様子から軸となるスタッフさんはどなたなのか? などなど。
を観て、どういう感じで進行していくのかを判断する力が求められます。

でももしかしたら今回のコンサルタントの方には、そのようなことを観察するという観点もなかったのかもしれません。

事前にざっと聞いた内容をもとに、何となくの理解で、ただ単に「第三者として同席することに意味がある」と思って臨んだのかもしれません。

事前の状況を含めて、状況を観て感じ取る力、そこから判断して行う内容を決断する力は、一朝一夕に身につけられるものではありません。

日頃から視野を広げて、その場の雰囲気、居合わせている人の様子や雰囲気などを感じ取ろうとする意識、気になったら確認などしてみる勇気から高めていけるものだと思っています。

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