50m走が2秒速くなったビジョンキッズ?!

新型コロナの影響は続き、学校は再開されても不安はつきない状況が続いていますね。

そんな中でも保護者の方々から自粛明けの子どもたちの変化成長のご報告が続き少し胸を撫で下ろしています。

「この3ヶ月で50m走のタイムが2秒も速くなったんです!」

ある6年生のお母様が送迎の際に興奮気味に教えてくださいました。

しかもそのタイムは6年生の標準タイム。

ビジョントレーニングを始めて間もなく学校は休校になり自粛生活を強いられた3ヶ月。

今世間では休校開けの学校の体育で骨折する子が多発しています。自粛生活で体力や柔軟性が低下している中で急な負荷がかかることで疲労骨折することが多いようです。

僕はお母様から話しを聞いても驚きませんでした。

スタジオのトレーニングでも、特に目と体の連動性や体の中心軸を意識して、見た物に反応しながら右左の手や足をバランスよく連続的に使うことができる力が一段階アップしていたからです。

この「連続的に使う」しかも「今の自分の限界スピードで」というの物凄く重要で、なかなか家や自分だけでは鍛えられない部分なのです。

こういう力がいわゆる運動神経や中心軸(体幹)、バランス感覚、反応スピード、思い通りに体を動かす力などの強化につながっている証なのです。

しかも特筆したいのは、この子がトレーニングを始めたきっかけは「運動」ではなかったこと。

分数などの計算で計算力はあるはずなのに途中式を書きたがらない、書くことを嫌がる。(だからミスしてしまう)もしかしたら見えにくさが原因かもしれないというものだったのです。

もちろんこの見えにくさの問題も眼球運動の基本トレーニングを家でも地道に頑張ることで早期に改善が見られていました。

僕は常々こういう子どもたちの変化成長を大切にしていきたいと思っています。

日本ではまだまだ勉強と運動、学習とスポーツ、運動神経の良い子と悪い子、というようにまるで別物のように捉えてしまう傾向が強くあります。

しかしこれらは根本的なところで「目を介して」密接に関係しているので、共通する課題をトレーニングで鍛えていけば勉強も運動も両方とも一緒に伸ばしていくことができるのです。

もちろん全ての子が短期間で目に見えた成果につながるわけではありませし、それを求めているわけでもありません。

これからも一番大切な子どもたちに日々起こっている変化のプロセスを大事に観察し、導いていけたらと思います。

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