実は日本人だから苦手な○○語指導?!
https://drive.google.com/file/d/1NVBz59kJZhqkQaMB44rRTywHH-_J2Dim/view?usp=sharing
上のURLをクリックして動画をご覧ください。
掲載している動画は、2歳8ヶ月頃の娘がひらがなのカードのような教材を学習している時のものです。毎日特訓している様子ではなく、気まぐれに1ヶ月ぶりに遊びのようにやった時のものです。
日本では、2歳、カード、言葉、といったキーワードを聞くと、英才教育、小さな子に特訓をしている、無理矢理に親が強制してやらせているといったイメージを持たれる方もおられるかもしれませんね。
また、ひらがなのカードと聞くと、高速で行うフラッシュカードなどのやり方も思い浮かぶかもしれません。
ですが、この娘の映像はそういうイメージとは全くの別物です。
娘はまだひらがなの言葉は読めていません。
一緒にやっている僕も全く「読まそう」とはしていません。
途中で、「なす」を「なすび」と言ったり、
「だいこん」という文字をみながら「たまねぎ」と言ったりという間違いもあります。
でも僕としては娘のチャレンジと頑張りは100点満点です。
例えば、「2つの絵、単語が横に並んだものを毎回同じ順番に一定のリズムで言う」というのは2歳でなくても5、6歳くらいの子でも難しいことです。
大人目線では気付きにくい点です。
2歳始め頃の娘がチャレンジした時は、難しくて混乱させてしまいました。
これは日本語、国語学習というよりは、「見る力」に関係する部分です。
物を認識する、他の物と区別して識別するといった力が大きく関係しています。
また日本語、国語学習という意味では、トレーニングの目的と順番がとても大切です。
目的は、文字に興味をもって、文字や文章を自分で読んでみたいと思えることです。だからこそ、ひらがなを覚えていない状態で、知らないひらがなを見ながら言おうとしていること事態が大切で、褒めるポイントになるのです。
もちろんひらがな50音の読みの練習もタイミングをみて行っていきます。
幼児や小学生低学年のお子さんをもつ保護者の方とお話ししていて、よく耳にするのが、ひらがなの読み書きを覚えさせようとして、特訓していることです。
結果として、ひらがなは読めても、一文字ずつの拾いよみがなかなか抜けず、読んでも意味やイメージが頭に残りにくくなる。
そして何より読むこと自体が嫌いになってしまうことはよくあることです。
大人が子どもにやらせようとする、「させ感」がなくなれば、子どもは「自分から」を育んでいきます。
「ひらがなくらいは教えられる」という思いが大きな落とし穴にあっているかもしれません。
「簡単なことこそ教えるのは難しい」のです。(教えようと力まず、導く、エスコートするくらいの心構えがちょうどよいと思っています)
国語力を育てるためにも、認識力、識別力などの「見る力」を高めることはとても重要です。
だからこそ国語力にもビジョントレーニングは有効ですが、「見る力」の観点と、「国語学習指導」の観点の両輪が必要です。
(ビジョントレーニングをするためにひらがなを覚えさせるといった悲劇も現に起こっているようです)
僕が敢えて難しい幼児期の読み書き学習やビジョントレーニングの指導、講座活動に力を入れている理由はここにもあります。
お子さんと一緒に楽しく学んで伸びていきたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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