幼児からできるビジョントレーニング 紹介動画あり?!
3歳7ヶ月の娘が久しぶりにスタジオに遊びにきてくれました。
簡単そうに見えるメニューばかりかもしれませんが、
実は大人や中高生、小学校の高学年の子たちがやっても難しいものばかりです。
もちろん、「そこそこに」できるものは沢山あります。
でも「本当に簡単といえる程、簡単にできる」のはとても難しいのです。
これらのメニューには全てビジョントレーニングの要素が沢山つまっています。
「速く、正確に、的確にやる」ためには、目と脳と体の三位一体の力が不可欠です。
遊びのようなメニューの中でも、
例えば、認知力、判断力、検索力、規則性の理解力、類推力、空間認識力、ボディーイメージ力、目と身体の協応力、模倣力、リズム感などの力が求められています。
もちろん結果として生み出されている集中力や記憶力も。
そしてそれらを支えているのが、「見る力」。
物を目で追いかける追従性眼球運動、
目線を飛ばして見比べたりするための跳躍性眼球運動、
近くにピントを合わせてグッと見るための輻輳運動(寄り眼)、
近くと遠くを交互に見比べたりするためのピント調節、
形や状況を立体的に的確に把握するための両眼視(両眼のチームワーク)、
見て、頭(脳)でイメージした通りに体を動かすための目と身体の協応性、
自分がいる場所や物との距離感を理解して、自分の体の長さに合わせて動かすボディイメージ、
などの「見る力」が支えているのです。
「見る力」(視機能)の下地(基礎)は6歳くらいまでにできあがると言われていますが、3歳、4歳くらいから個人の力の差は出始めています。
他の力と同じように、「困ってから対処する」のではなく、生まれてから少しずつ身につけたり、鍛えていくという文化が広がっていったらといいなと強く願っています。
スタジオでは、4歳~小6生、全ての年齢(学年)の子どもたちが在籍して、それぞれの目標や目的のために毎回楽しくトレーニングに励んでくれています。
これからも、「遊びながら学ぶ」「学びながら遊ぶ」という簡単そうな超難題にチャレンジしていきたいと思います。