理由は探ると顔を出す

もうすぐ12ヶ月になる娘は今週卒乳をしました。

それもあってか食欲はますます旺盛になって、昨日はお昼に市販の離乳食は二人分完食しました。。。

 

最近では食べたり、飲んだりする順番にもこだわりが強くなってきたようです。

(大人と一緒ですね)

食欲旺盛といっても食べる量にはムラがあり、いつも言葉のない世界で彼女とやりとりをして、今日はどこでご馳走様になるのか?を探っています。

 

食べる順番もそうですが、「これはいらない!」という意思表示で、差し出されたスプーンや食べ物を手で払うということが増えてきました。

それ自体が成長なので微笑ましく観ているわけですが。

手を払う理由にもタイミングによって色々あることが分かってきました。

 

最近よくあるパターンとしては。

    お腹が空いているので、まずはとにかくお腹に入れたいので、私がスプーンで運んだものを食べる。

    食べたい順番が違うと手で払って違うものをほしそうにする。

(例えば、おかず→おかず→ごはん、次にごはんをむけると、おかずを要求して食べる)

    何をスプーンで運んでも拒む。

    自分で食べたいという意思表示だと思って、スプーンとお皿を渡すと、自分で救う格好をしたり、手で拾ったりして食べる。

といった流れです。

 

この後、食べ物を落としたり、落ち着かなくなったりするので、少し前までは、それは「お腹がいっぱい」のサインだと思って、

「もうご馳走様?」「疲れたんだね?」と捉えて食事を終わらせることもありました。

 

でも最近では、上の④の後に、もっと彼女のことを注意深く観察してみると、「あれ、まだ食べたそうだな?」と感じました。

まだ食べたいけど、自分ではまだ上手くスプーンで食べられないから、これ以上救うことを続けるのは疲れてしまったのかな?と感じ取ったのです。

 

冒頭の写真は、そういう時に最近一緒にやっている場面です。

 

私が適量をスプーンに乗せて、彼女の手にスプーンを添えた状態で、一緒に口元まで運びます。

それで、最後の最後、口に入れる瞬間は、私は手を離して、彼女だけでスプーンをもって食べて、スプーンを抜く。

すると彼女は満足げに、私にスプーンを戻してくる。

これを繰り返して、完食することも増えていきました。

 

こうすることで、彼女のその時に欲求が満たされて、満足感、達成感にもつながっているのだと思います。

 

「あたかも自分でスプーンを使って、お腹いっぱいになるまで食べられた」と感じているのだと思います。

 

このことを発見したというか、感じ取れた時は、ほっこりするのと一緒に、やっぱりこれがそのものコーチングの原点だと思いました。

 

何かを行う主役はあくまで本人。私たちコーチは、本人が、自分の力でチャレンジして成し遂げられるために、伴奏してあげるだけ。

何かを教えてやろうとか、アドバイスしてやろうなんて気負う必要は全くない。

ただただ、その人の気持ちが分からなければ、ひたすら観察して、感じ取ってあげようとするだけ。それが一番大切だとまた教えてもらいました。

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