イライラ(怒り)も軽減? ビジョントレーニング
娘の子育てをしていて、自分の未熟さが嫌になることが多々あります。
最近では卒乳にチャレンジしていたこともあり、夜泣きが激しい日が続いていました。
抱っこしても、オムツ変えても、何をしても泣き止まない時に、ついついイライラしてしまいますね。
どうしようもないことなのに怒りがこみ上げてきて、発狂したくなることもあります。
そんな時に、以前に学んだアンガーマネジメントの教えを思い出します。
アンガー=怒り とどう向き合っていくか?ということです。
そこで教えてもらったことは、怒りは第二次感情だということです。
悲しい、悔しい、などの感情は直接的な理由があって引き起こる感情で、こういったものを第一次感情というのに対して、怒りは第二次感情と表されるのです。
「怒り」という感情が単体でそこにいきなり出てくるわけではなく、色々なストレスや感情がたまっていって、限界をこえて吹き出した瞬間のことを「怒り」というのだというのです。
よくある例えで、コップに水がたまっていくイメージが使われます。
コップが自分の感情の限界値だとして、そこに色々なストレスで少しずつ満たされていくイメージです。
例えば、ある日のこと。朝からご主人の機嫌が悪く、飯の準備が遅いと一方的に怒鳴られたことで少し不快に思った時、少しコップにたまる。
仕事に行ったら、上司から急な仕事を頼まれて大忙しになり、また少しコップにストレスがたまる。
疲れ果てて帰る途中に、電車が事故で1時間以上遅延して、またストレスがコップに足され、限界値が近づく。
やっとの思いで帰宅したら、息子が泥だらけの服を着替えもせずに、テレビを観ながら寝ていた。
その姿をみた瞬間に、「あんた何やってんの! 帰ってきたらすぐに着替えて宿題するって約束でしょ!」と息子を怒ってしまった。
というようなことです。
怒りの原因は、一見息子さんの行動のように思えますが、そうではなく、一日で積もり積もったストレスの蓄積が原因なのです。
なので、怒らないようにしよう、イライラしないようにしようと思うなら、日常的に起こることに対してストレスをためないようにする必要があるのです。
ここで大切なことは、「心がけを変えれば変れるか?」ということです。
心がけではなかなか変れないのです。
そこで大人の方の怒りやイライラにもおすすめしたいのが、ビジョントレーニングです。
心がけ、心構え、根性論ではなく、「トレーニング」という点がポイントです。
感情と上手につきあっていくためには、感情をコントロールできるようになる必要があります。
感情も頭(脳)が司っているので、頭(脳)の使い方を変えるトレーニングをすると効果的なのです。
さらに頭(脳)の使い方を変えるためには、その前の「眼」の使い方を変えるトレーニングするとよいのです。
このように、感情(心)の問題、課題に対しても、根本を原因を考えて、眼→頭(脳)→体(行動など)を向上する目的で行うのがビジョントレーニングなのです。
ビジョントレーニングで、眼の動きを柔軟にして、頭の動き、使い方も柔軟になることで、ちょっとしたストレスがかかったときに、文字通り、「見方」を変えて、頭を切り替えることができるようになり、ストレスを逃がすこともでき、怒りやイライラとして爆発する機会も減らすことができるようになるのです。