ビジョンの芽生え、眼と頭(脳)
現在1歳2ヶ月の娘。
最近またこちらの問いかけなどに対する反応が変わってきました。
有りがちなことだと思いますが、名前を呼ぶと「はーい」と嬉しそうに手を挙げて応えたり。
絵本を読み聞かせてしていて、例えば、嬉しい時、悲しい時、怒った時の顔はどんな顔?というフレーズに、こちらが色々な顔を作って遊んでいると、顔の変化を期待するように見てきて、タイミングよく笑ったり。
「こうなった時は、こうだな」みたいに、見たものを、ワンクッション頭で考えて、反応するということができるようになったのだと思います。
少し前までは、見たものに反応する。また次に見たものに反応する。という感じでしょうか。
「見る」→「判断する」→「反応する」。目(眼)→頭(脳)→体(運動)。
まさにビジョン(視機能)の一連の機能の芽生えを感じました。
そう感じていた矢先、
さらに面白い発見がありました。
最近、娘の眼球運動が変わってきたというか、始まってきたというのか。
眼球を動かして物を見始めたのです。
例えば絵本の読み聞かせを聞いてくれている時。
右と左のページを見比べるように見る時に、左右にキュキュッとわずかに眼球を
動かしはじめたのです。
本当にわずかな範囲の動きですが、確かに左右に動いているのです。
これまでは「頭を振って、違うものに目をやる」ということが多く、眼球を動かすことはあまりなかったのだと思います。
(もちろん、全く動いていなかったわけではないと思いますが。)
「これはこう、だからこう」、「これとあれ」というように判別ができるようになってきたという頭(脳)の使い方の成長と、
その裏で眼球を動かして見比べるという眼の動き、見る力の成長がリンクしていたという発見。
まさに、眼と頭(脳)が連動していることを、科学ではなく、目の前の小さな瞳が教えてくれたのだと思います。
眼球運動を含めた視機能は6歳くらいまでに発達すると言われています。
こうやって、赤ちゃんも眼を少しずつ使うことで、頭(脳)も使って、色々なものを、様々な形で捉え、考えていくという成長をしていくのだと実感しました。
もちろん6歳以上の子でもトレーニングすることで、より視機能を高めていくことができます。
頭(脳)の使い方は大人でもよく分からない。だからどうやったらもっと頭(脳)を使って考えたり、覚えたりできるようになるのかが分からない。
でも眼の使い方は、自分ではわかりにくくても、人に観てもらうことができる。変化や成長を観てもらうことができる。だからトレーニングも頑張れると信じています。
私はこれからも、眼の使い方のちょっとした変化などから、その子、その人の頭(脳)の使い方、考え方の変化・成長をくみ取ってあげられるコーチになれるように努力していきます。
多くの子どもたち、大人の方々が、ビジョントレーニングで、自分の成長を実感しながら、できることが増えて、人生が楽しくなってくれたら最高です! \loch\af315