子どもたちに身につけてほしい力
新年を迎え、最初に思ったこと。
今年は元号も代わり、また大きく世の中が動こうとしている。
AI、ロボット、プログラミング、自動化などのワードが当たり前になる中。
あえてアナログ的というか、原始的というか、もう一度人の力、そのものと向き合おうとしている自分が。
我が子を含めて、子どもたちにどんな力をつけてほしいのか?
短く表現するとするならば?
それは、
ぱっと物事や状況を見て、多くの情報(人の気持ちを含めて)を感じ取り、
スピーディーに適切な判断をして、
滞りなく速く、正確に、
行動(仕事)をすることができる 力。
文字にすると、やっぱり少し冷たい感じと、どちらかというと機械的にとらわれてしまう表現かもしれません。
ビジョントレーニングでも、学校の勉強でも、塾の学習でも、スポーツのトレーニングでも、社会でみんなと協力して生活していく上でも、将来仕事をしていく上でも、
大切になる「力」だと思っています。
この力は一度身について終わりというものではなく、一生をかけて高め続けていくものだとも思います。
この力があれば、周りの人や社会に目を向けて考えるゆとりと優しさにつながり、
高めていく過程で自分の頑張りを認めて、未熟さも感じることで、
謙虚にチャレンジし続けることにつながると思うのです。
逆にいえば、
この力が弱いと、
例えば、文字通り視野が狭くなり、自分本位の考えや行動になりがちになったり、
状況をうまく受け止められず、物事がうまく運べないので、自分を責めたり、他人を責めたり、時には八つ当たりをして周りを傷つけることにもつながってしまうのではないかと思います。
また、この力は学校などで発揮される学力とも関係しています。
この力が高まれば、計算力や理解力といった学力も高まるはずです。
でも、学力が高いからといって、この力が高いわけではないことには留意が必要だと私は考えています。
教育の現場でもそういう事例を沢山目にしてきました。
学校の成績がよくても、自分本位の考えが強く人を傷つける過ちを起こしてしまう例はニュースなどで珍しいことではありません。
だからこそ、私は、「人の気持ちも含めて」状況を見て感じとる力、広い視野や考え方を子どもたちに身につけてほしいと願っています。
その力を身につけるためにビジョントレーニングは1つの有効な方法だと思っています。
今年からトレーニングスタジオをオープンし、本格的に活動をしていくことになります。
多くの子どもたちの見る世界を広げるお手伝いが、子どもたちの夢や未来を広げ、よりよい社会にもつながっていくと信じて、楽しく頑張っていきたいと思います。