立体視の難しさにチャレンジ
食欲旺盛な娘。
年末年始も帰省先でジジ、ババにびっくりされる食べっぷり。
自分で食べたいという気持ちも日に日に高まってきているのを感じます。
まだまだ手で掴み食べをすることが多いですが、
いつも途中からスプーンを要求しているような仕草をして、
スプーンで食べることにチャレンジします。
「すくう」という課題が今、彼女の目の前に立ちはだかっているようです。
スプーンを上手に力強く持つことはでき、スプーンに乗ったものを口元に運ぶことはとても上手になってきました。
でも、すくおうとする時に、何度もお皿やごはんなどの表面をコツコツコツコツと叩くようになってしまうのです。
運良く?スプーンに飛び上がったごはんを嬉しそうに口に運ぶことはできていますが、まだすくえてはいないのです。
なぜだろう? 何が難しいのかな? という観点で観ていると。
まだ立体的には見えていないだろうことが分かってきました。
ビジョントレーニングでも扱う視機能。眼球運動、輻輳・開散(寄り眼、離し眼)といった眼球の動きや、立体視を含めた視空間認知の機能などは6歳くらいまでに基盤ができると言われています。
1歳2ヶ月の彼女は、こういう経験を通して、機能の成長と併せて、立体視も上手になって、
それが「すくう」という動作の獲得や習熟にもつながっていくのだと思います。
最近はお下がりにもらったおもちゃで、○、□、△といった穴に、同じ形のブロックを入れるという遊びもし始めました。
これも同じ立体視が試されるものです。
大人からすると、簡単に思えるものでも、1歳の子にとってはとても難しい課題です。
○は入りやすいと分かったようで、丸いブロックばかり何度も手にとって入れては自分で拍手をして喜んでいます。なんとも微笑ましい光景です。
○は角がなく、持つ向きに関係なく枠にはまってくれるのでブロックが入りやすいのです。
それでも、丸いブロックを他のものと区別できている証拠なので、それだけでも成長です。
娘はいつも本当に多くのことを教えてくれます。
あたり前のことのようですが、「何かができる、できない時には必ず理由がある」ことを教えてくれました。
大人になると、ついつい子どもに「何でできないの?」と言ってしまいますよね。
でも3歳になっても、小学生になっても、中学生になっても、「できないのには理由がある」と思う眼差しを向けてあげたいですね。
きっと理由=真の課題が見つかって、解決策、チャレンジすべきポイントが見つかるはずだと信じています。 )�Y�fe