勉強嫌いでも「学習・トレーニング」好きな子に!
「トレーニング」という言葉は日本でもかなり市民権を得ていまよね。
英語という認識よりは、カタカナ英語、外来語的に定着しているように思います。
私は、このトレーニングという言葉とニュアンスが好きです。
辞書などで調べて、日本語的に訳すと、「練習、訓練、鍛錬」などとなり、ニュアンスが変わってくるのであまり好まないのですが。。。
一般的には、筋力トレーニングに代表されるように、運動やスポーツの場面で使われるイメージが強く、訓練・鍛錬という意味合いも連想されやすいと思います。
でも私は、算数や国語、英語などの学習においても、スポーツの練習においても、あえてトレーニングという言葉を使うようにしています。
トレーニングとは、
自分の意思で、よりよい自分の成長のために、意図をもって行うことだと思っています。
「自分の意思」、「自分の成長のため」、「意図をもって」。どの要素もかけないようにといつも心がけています。
日本では算数や国語、英語などを含めた学問を修得する時に、「勉強」という言葉がとても多く使われます。
高度成長期も含めて長い間使われてきたために言葉のもつイメージもとても定着しています。
その象徴が、「勉強しなさい」というフレーズです。
勉強と「しなさい」という言葉はセットと思えるくらい多く使われ、耳にする機会が多いと感じます。
「しなさい」と言われるから、子どもたちも、「しなくてはいけない」ものだと感じて、
「やらされている」ことになることが多いのではないでしょうか。
だから私は教育現場にいても「勉強」という言葉を10年以上使っていません。
「自分の意思ではなく」、「誰かのために」、「仕方がなく」やることにつながってほしくないからです。
例えばそれが、「自分はやりたくないのに」、「親のために」、「仕方なく」やるのが勉強だと思って、最低でも義務教育の9年、高校までいけば12年、大学なら16年、耐えて我慢してほしくないと強く思います。
「勉強」の代わりに、「学習」という言葉を使うようにして、
「学習」することは、学び、習うことで、
スポーツの「トレーニング」と一緒だよ!
と子どもたちに伝えています。
自分の意思で、自分の成長のために、意図をもって、学問にもスポーツにもチャレンジしてくれれば、
もっとやっていること自体、そのものが楽しくなって、成長にもつながると信じて。
ビジョン「トレーニング」も行っていきたいと思います。